液晶-4
DSTN形:
前項で述べたとおり、STN形の液晶セルは光が液晶内を偏光して通過する際にある波長域に干渉が生じ色が付く。これを補正するために種々な考案がされているが、その1つが、2枚の互いに逆のねじれを持つ同じ特性を持つSTN液晶セルを張り合わせて先の液晶セルで生じた通過光の位相ずれを後の液晶セルで補正することが行われた。これがDSTNと呼ばれる方式である。この方式は2枚の液晶パネルを使用するため、パネルの厚みや重量が増しコストも掛かるが、STN方式の長所を持ちながら着色を抑えられるので、TFT方式が普及するまではカラー表示用表示装置には主としてこの方式が用いられていた。
TFT形:
液晶パネルの各画素の制御用に薄膜トランジスタ(TFT)と付加コンデンサを1体1で対応させ、立ち上がりを高速化するとともにメモリー性を持たせたものである。TN形液晶の応答性の悪さが解決されたと同時に、着色が目立たず電圧制御により階調の変化が可能なTN形の液晶が使えるのでカラー化にはSTNより適している。難点は特にカラー化した場合には数百万の画素の1つ1つにトランジスタとコンデンサを対応させて構成する必要があるため製造上の歩留りを上げることが難しい点にある。しかしこの点も現在では1つのハードルを越えたようで、歩留まりも70%を越えたといわれており、生産量も増え始めている。このためまだ価格は高いが最近ではカラー表示用としてはDSTNを越えて主流となっている。
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DSTN型:
正如前一节所述,STN型液晶元件,光在液晶内进行偏光,在通过时,对某波长范围产生干扰,附加颜色。为了将其修正,设计出种种方案,其一是,保持2片相互逆向扭转,保持同样特性,争夺STN液晶元素,将前面液晶元素生成的通过光相位扭转,用后面液晶元素进行修正。这就是所谓DSTN方式。这种方式要用2片液晶板,板的厚度和重量增加,涉及到成本,既拥有STN方式的优点,又抑制着色,所以,直到TFT方式普及之前,在彩色显象的显示装置上,主要用这种方式。
TFT型:
对液晶板各象素控制,使薄膜晶体管(TFT)和附加电容器按一个与一个地相对应,进行高速起步同时还有记忆性,TN型液晶响应性差的问题已经得到解决,同时,利用着色不引人注目的电压控制,灰度等级变化使TN型液晶可用,所以,比STN更适于彩色应用。尤其在彩色应用场合,难点是需要将晶体管和电容器与几百万个象素一个一个地对应构成,在生产上,提高成品率存在困难。但是,现在这一点也象超越了一种障碍一样,可以说,成品率超过了70%,生产量也开始增加。结果价格还是高的,最近,用作为彩色显象超过DSTN,成为主导产品。 |