4. 液晶セルの駆動
液晶の駆動は原理的には単純である。配向されている液晶群に電圧を掛ける。この結果液晶分子は電圧によって生ずる電界の方向に分子軸を平行させて並ぶ。左側の電圧が掛かっていない場合には、上部から入射した光は、下部へ出射する際、液晶分子の配向に沿って旋光し偏波面が変わる。一方,右側の電圧が印加されている場合には、液晶分子は電界に沿って縦に並ぶのでここを通過する光は旋光されず偏波面は変わらない。先の偏光板の項で述べた通り、電極の上下に偏光板を配し、電極に掛ける電圧をオン・オフすることにより光を通過または遮断できる。 |